予防歯科

予防歯科とは

1729Y-1.png痛くなる前の予防が大切!
これまで歯医者へは「歯が痛くなってから行く」という方が多かったのではないでしょうか?確かに歯医者では痛みの原因を根本から取り除いてくれますが、少なからず歯の寿命を縮めてしまいます。

歯は一度削ってしまったら、もう元には戻せません。近年はむし歯や歯周病にならないための予防歯科が重視されています。ずっと健康な歯を保つためにも、むし歯になり治療によるダメージを歯に与える前のケアを心がけることが大切です。

 

 

むし歯の原因はバイオフィルム

歯間や歯と歯茎の境目には、歯ブラシでは落とすことの難しい細かな汚れが残っています。このネバネバした汚れをバイオフィルムといいます。バイオフィルムには、バイ菌が住みつき、放っておくとむし歯や歯周病、口臭、全身のさまざまな病気の原因となってしまいます。

バイオフィルムが形成されると、抗菌剤やフッ素化合物などの薬剤が歯の表面まで到達しない為、十分な効果が期待されなくなります。

 

 

PMTC

1729Y-2.pngプロによる徹底的なクリーニング「PMTC」
PMTCとは、専用の器具を用いて行うプロによる歯のクリーニングのことです。毎日のブラッシングで落としきれなかった汚れを完全に除去し、むし歯や歯周病を防ぎます。どんなに毎日丁寧に磨いていても、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)には歯ブラシが届かない箇所ができてしまうため、磨き残しが出てしまいます。PMTCを行うことで、自身では取り除けない汚れを除去し口腔内を清潔に保つことができます。

 

 

P.M.T.Cの手順

1.チェックと歯間の清掃

1729Y-3.png歯肉にどんな問題があるかチェックし、歯石を取り除きます。その後、研磨剤と円錐形のゴムチップで歯間を磨いていきます。歯肉のマッサージ効果も期待できます。

 

2.クリーニングペーストを塗り研磨

1729Y-4.png歯の表面・歯の間・歯の付け根の部分にクリーニングペーストを塗り、専用の器具で磨いていきます。歯の表面と裏側、歯茎の間を研磨し咬み合わせ面の溝もきれいにします。

 

3.お口の中を洗浄

1729Y-5.png消毒液を含んだ洗浄液で、お口の中をきれいにして、歯肉ポケット内や歯についた研磨剤をきれいに洗浄します。

 

4.フッ素を塗布

1729Y-6.pngむし歯や歯周病の予防になるフッ化物を塗り終了です。

 

定期健診でしっかり予防を行いましょう

1729Y-7.png今や歯科医療の主流は、「治療」から「予防」になりつつあります。悪くなってしまったところを治療するのはもちろん大切なのですが、それだけでは「悪くなっては治療し、また悪くなっては治療し」の繰り返しになってしまい、健康な歯がどんどん少なくなってしまいます。

大切なのは「これ以上お口の健康が損なわれないような口腔環境をつくること」なのです。
現在お痛みを感じている方はもちろん、そうでない方も定期的にチェックして頂く事をオススメしております。